個展 「parade2019」 楽しいことをしていたら楽しいことが集まってきた

無事に終了しました。

お越しいただいた方、展示の記事を書いてくださった方、記事をシェアしていただいた方、みなさまありがとうございました。

 

以下、私にしては長文になります。

 

 

 

今回は今までにない「かわいい」テーマの個展だった為、昔から作品を知っていた方はビックリされるだろうなと、内心ハラハラしていました。

 

これまでは、クレヨンを主にした描画材料の表現を研究テーマとして、森や花や空や雲をモチーフにどこにも存在しない頭の中の風景を描いてきました。

 

いつの間にか、過去の作品の空気をもう一度出したい、もっとあの世界を広げられるのではないかと過去の作品にとらわれるようになり、ずっと靄の中を歩き続けているような感覚の中で制作を続けてきました。

 

そんな中での息抜きが動物の絵を描くことでした。ボールペンでひたすら鳥の絵を描いたり、実家の犬を描いたり。自分で描くゆるい絵がけっこうお気に入りで、人に見せると下手だねーと言われるけど笑ってくれて、そんなふうにさせる絵の雰囲気が好きでした。

だけど「ゆるく」て「かわいい」を作品のテーマにしようとは考えていなくて、今まで通りの森の絵を描かないといけないと勝手に自分で自分を縛っていました。

 

作品制作や仕事のことや人間関係で悩んでたころ、時間もなくて絵も描けない時期が続いてました。吹雪で午後の仕事が休みになって、ラッキー絵を描こう!と珍しくやる気があった日に無性にクレヨンで馬を描きたくなって、一匹描いたら次から次へと動物たちがあふれ出てきて、あんなに絵に没頭できたのは何年ぶりだ?というくらい集中して楽しく絵が描けました。

 

動物たちのかわいい絵を描くけど、展覧会にはあまり出さず1人で楽しんでいました。この動物たちを外の世界に飛び出させてあげたい!と思って粘土で表現しようか、木で表現しようか、どうしようかと考えて、まず最初に取りかかりやすいプラ板で試してみました。

そしたら思いのほかぴったり自分のやりたい事とハマって、プラバンブローチをひたすら作りました。どこに展示するわけでもないけど、楽しくてしかたなかったです。これが本来望んでいたモノづくりの姿勢だったかもしれないとその時思いました。

 

エスキスで展覧会をひらく機会を頂き、どんな展示にしたいか聞かれて私は森や花のシリーズでいこうと考えていました。考えていたのですが、半分テンプレみたいな考えでした。

 

それなのに、私は打ち合わせの席に動物ブローチを持参していました。今思うと、ホントはこの可愛いシリーズで展示したいけど、自信が無いから背中を押してほしい考えだったと思います。

そんなグラグラな気持ちのまま打ち合わせが行われ、私の迷いの気持ちに案の定、喝が入り「やりたいことをした方がいいよ!」と今回の展示で一番の収穫となった言葉をいただきました。

 

「楽しく絵を描く」ことと「かわいい」を描くことが私の中では、してはいけないのではないかと勝手に思い込んでいて、これは、いろんな過去の経験や極端な考えが生み出したものなんだろうと気が付きました。

 

やりたいことをやるという簡単なことがとても難しくて、だけどそれに気が付けたことはとっても大きな収穫だったと思います。

 

かわいいシリーズを思い切り表現できたことで、今まで書き溜めてきた森のエスキースが少し輝いたものにみえたような、少し違う見え方になってきています。

次の作品がどういう方向に向かうかまだわかりませんが、これからも絵を描き続けます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 


Link

Profile

Calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM